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お役立ちコラム

屋外監視におすすめの
ネットワークカメラ(IPカメラ)の選び方

屋外監視

店舗、ガレージ、駐車場などの監視・防犯にはネットワークカメラが有効です。どんなカメラを導入すればよいか、機能や設置場所など選び方のポイントと、監視用・防犯用におすすめのカメラを紹介します。

屋外に監視目的で設置するカメラの選び方のポイント①

屋外監視

設置場所から選ぶ

屋外に設置する監視カメラは、防塵防水性能を有していることが絶対条件です。雨風にさらされる環境下でも安心して使用できる、IP66等級以上の製品を選択しましょう。また、屋外監視カメラは、出入り口や駐車場に設置するのが一般的です。例えば、オフィスの出入り口に設置すれば、不審者の出入りがないか確認できます。

設置台数から選ぶ

撮影範囲が広い場合、複数の監視カメラが必要になるケースもあります。

カメラの設置場所や死角によって設置台数が決まり、複数のカメラで足りない画角を補わないと、防犯効果が下がります。

1台のみ設置する場合は、ドームカメラや画角の広い(60〜100°を撮影できる)広角カメラを活用し、より広い範囲を撮影できるようにする工夫が必要です。また、設置台数が増えれば、モニターや録画機器の台数も増えます。コストや配置スペースとのバランスを考慮するだけではなく、動画の視聴・管理方法にも気を配りましょう。

例えば、3台以下の設置でスマホ視聴する場合、Viewlaの導入がおすすめです。無料ビューアで視聴でき、YouTubeを利用したライブ配信も行えます。4台以上の監視カメラを設置する場合、Seculaで一元管理するのがおすすめです。既設の他社カメラと接続して使用できるONVIF通信に対応しており、本格的なNVRシステムにも追加できます。

接続方法から選ぶ

防犯カメラには、LANケーブルや同軸ケーブルなどで接続する有線と、Wi-FiやSIMなどで接続する無線の2種類の接続方法があります。

有線は、電気や通信ケーブルを用いた配線工事を行う必要がありますが、安定した通信状態で接続できるのがメリットです。配線時には天井や壁などに、ケーブルを通す穴を空ける必要があります。通信ケーブルを配線しなくても利用できる無線は、有線では設置しにくい道路を挟んだ駐車場や倉庫などでも監視カメラを設置可能です。しかし、電波妨害に弱く、映像が映らないときの原因特定をしにくい点がデメリットといえます。

電源タイプから選ぶ

一般的に屋外監視カメラは、電気ケーブルを用いた屋外監視カメラを設置します。しかし、設置場所によっては電源の確保が難しい場合があるので、状況に合わせてソーラー・PoE(Power over Ethernet)などを活用するのがおすすめです。例えば、太陽光で動作するソーラーは、電源がなくても動作します。そのため、電気配線を行えない場所にも設置できるのがメリットです。同様に電気ケーブルを必要とせず、LANケーブルから電源を確保できるPoEは、配線をシンプルにできます。しかし、PoE非対応モデルより価格が高く、PoE対応のハブが必要です。

カメラの種類から選ぶ

カメラには主にドーム・バレット・PTZの3種類があります。

ドームは目立ちにくい形状の監視カメラなので、近所に配慮して設置したいときに有効です。バレットは、サイズが大きいため存在感があり、犯罪抑止効果があります。基本的に一方向を撮影するため、死角をなくすように複数台を設置するのが基本です。PTZ型は、水平回転・垂直回転・拡大・縮小などの操作が可能で、詳細を確認したいときや撮影スペースを変更したいときなどに設置するといいでしょう。

設置台数を減らすには

設置台数を減らすには、固定された位置からでも幅広いエリアを撮影できる、PTZカメラまたは広角タイプのカメラを併用するのがおすすめです。

基本的に監視カメラは固定箇所を撮影するため、遠隔操作でレンズを動かし撮影エリアを変更できるPTZカメラや、固定で広い範囲が撮影できる広角レンズ搭載のカメラの導入が効果的なのです。中には1台で全方位を見渡すことのできる監視カメラもあります。

ほかにも、防犯カメラに似せて作られているダミーカメラや防犯ステッカーを活用するのもいいでしょう。本物のカメラと見た目がそっくりなダミーカメラは防犯効果があり、設置することで監視カメラの設置台数を減らすことも可能です。また、防犯ステッカーを貼ることで、周囲に監視中だと認識させられるため、こちらも防犯カメラの台数を減らすのに役立ちます。

屋外に監視目的で設置するカメラの選び方のポイント②

屋外監視

1.セキュリティ(IPアクセス制限)

IPアドレスとはネットワーク上の住所のようなもので、活用することでセキュリティ強化が可能です。例えば、IPアドレスによる映像視聴制限機能を搭載した監視カメラを導入すると、指定したIPアドレスからの映像の視聴および設定変更のみを許可できます。そのため、指定されていないIPアドレスからのアクセスを遮断できます。

2.画素数

画素数が大きいほど、鮮明な映像を映しだせます。例えば、監視カメラに映っている不審者の顔や服装を鮮明に映し出し、車のナンバーもはっきり見えるのがメリットです。
しかし、画素数が大きいほどデータ量が増え、映像が遅延する恐れがあります。遅延のないスムーズな映像を映したいときは、画素数を落とすのがおすすめです。

3.夜間撮影

赤外線撮影機能の付いている監視カメラは、暗い場所でも不審者の服装や顔を確認できます。また、人を感知して点灯するセンサーライトが付いているものは、不審者への警告にもなります。

4.音声録音

映像だけではなく、本体内蔵マイクで音や声を収録できます。人の声や事故の音、不審音など、映像だけではなく音声も記録可能です。

5.動体検知・人感センサー(通知/定期画像送信)

動体検知は、前後の映像で大きな変化があったときや何かあると判断するときに動作します。人感センサーが付いていると、赤外線や超音波などで温度を計測し、人や動物を判断して撮影してくれます。

6.保存形式(NVR/SDカード)

監視カメラを1台のみ設置している場合は、microSDカードで録画できるカメラでも充分です。2台以上の監視カメラを設置するときは、録画装置(NVR)とセットのものを導入すると、リソース不足の心配がありません。

屋外の監視・防犯用におすすめのカメラ

SIM挿入だけで稼働する16LTEは、通信ケーブルの配線が不要な監視カメラです。駐車場や玄関などに設置し、複数台視聴できる無料ビューアで監視できます。例えば、駐車場に設置すれば、車上荒らしや盗難などの決定的な瞬間を記録可能です。
太陽光で給電できるSolLaは、回線が引けない駐車場のような場所で設置できます。夜間でもカラー撮影が可能なため、オフィスや小売店などの玄関に設置し、不審者を確認可能です。

どうやって取り付ける?屋外監視用カメラの取り付け方と注意点

屋外監視カメラを自分で取り付ける場合、監視カメラの設置や配線を行う必要があります。また、設置場所にカメラを取り付けるだけではなく、周辺機器までの配線や設定なども必要です。

場合によっては電気工事士の資格が必要になるため、資格を所有していない場合は専門業者に依頼するようにしましょう。専門業者に依頼する場合は、設置する位置やカメラの角度、高さなどを、目的に合わせて適切に設置してくれます。ですから、設置目的や撮影場所を業者にしっかり伝えることが重要です。

監視カメラを設置する場合、周辺住民に配慮した向きや角度で設置しなければなりません。防犯目的で監視カメラを設置していても、他の方の所有物などを許可なく撮影しているとプライバシーの侵害になりかねないので、とくに自分で取り付ける場合は注意が必要です。

防犯カメラ用ハウジングケースについて

防犯カメラのハウジングは、監視カメラをさまざまな環境で設置できるように開発された収納ケースです。

防犯カメラ用ハウジングの役割

防犯カメラは、過酷な環境下での設置が求められることがあり、カメラを保護するためにハウジングケースを使用することがあります。これは、屋外での雨や風、粉塵、腐食、振動などからカメラを守るためのシェルターのようなものです。屋内でも、工場や調理場などの粉塵や水滴が多い環境での使用にも適しています。

ハウジングケースを使用することで、防犯カメラを大きく見せ、防犯効果を高めるという利点もあります。また、耐熱、耐寒、耐塩害仕様など、特殊な環境向けのものもあります。

ハウジング一体型カメラ

ハウジング一体型カメラは、カメラとハウジングを一体にした設計です。外観は円筒状で、砲弾型(バレット)に似ていることから別名「バレット型防犯カメラ」とも呼ばれます。この設計は小型化と軽量化を図っており、目立たせて威嚇するタイプの防犯効果があります。

防犯カメラの設置には、ハウジングの選択肢を検討し、適切な環境でカメラを保護することが重要です。

活用事例

屋外監視

最近では強盗被害が増えているため、ホームセキュリティとして監視カメラの設置を検討する方が増えています。
屋外カメラを取り付けると、不審に感じたときに外まで確認しにいかなくても、自宅の中から外の様子を伺えます。また、早い段階で不法侵入に気付くことも可能です。ほかにも、農地や建設現場などのビジネスシーンでも活用できます。離れた場所から現地の状況を確認できるため、遠隔からリアルタイムでの現地の確認や時間の削減に繋がります。

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