太陽光発電所に防犯カメラを!プロに学ぶ銅線ケーブル盗難防止法
目次
はじめに:太陽光発電所の銅線ケーブル盗難問題
近年、太陽光発電所を狙った銅線ケーブルの盗難事件が全国で相次いで報告されています。金属類の盗難は、統計開始の2020年と比べると3倍近くにまで増加しています。
特に地方の無人発電所がターゲットになりやすく、警察は発電所の事業者に向けて、早急な防犯対策を行うよう強く呼びかけています。
盗難が発生すると、発電が停止し修理に多大な費用がかかるだけでなく、防犯対策が十分でない場合、被害の補償を受けられないケースもあります。また、太陽光発電施設向けの保険金が5年前の約20 倍に急増し、持続的な保険提供が困難になる可能性があり、早期の防犯対策が求められています。
なぜ太陽光発電所の銅線ケーブルが狙われるのか?
人がいない場所が多い
太陽光発電所は、多くの場合、広大な土地に設置され、昼夜問わず無人で運営されることがほとんどです。人の目が届かない場所では、犯罪者が大胆に行動できるため、特に銅線ケーブルの盗難が頻発しています。
銅線の価値が高い
銅線は世界的に需要が高く、リサイクル業者にも引き取られやすい材料です。そのため、犯罪者にとっては簡単にお金になるターゲットとなります。
防犯対策が不十分なケースが多い
太陽光発電所では、運用コストを抑えるために、最初の段階で防犯対策が十分に講じられていないことも少なくありません。しかし、銅線ケーブル盗難の被害に遭うと修理や再設置のコストが高くつくため、早い段階での対策が必要です。
太陽光発電所に防犯カメラの導入が有効な理由
盗難の抑止力効果
防犯カメラが設置されているだけで、不審者に対する強力な抑止力となります。特に、カメラが見える場所に設置されていると、「ここは監視されている」という印象を与え、犯罪者が盗難を躊躇する可能性が高まります。さらに、夜間にも有効な赤外線対応カメラを設置すれば、昼夜問わず抑止力を発揮します。
証拠としての利用
万が一、盗難が発生してしまった場合でも、防犯カメラの映像があれば犯人を特定しやすくなります。警察への通報時に具体的な証拠を提供できることで、捜査がスムーズに進み、犯人の検挙率も高まります。また、被害の規模や時間を確認する際にも映像は役立ちます。
リアルタイム監視とアラート
防犯カメラではリアルタイムでの監視が可能です。発電所から離れた場所でもスマホやパソコンで映像をチェックできるため、常に状況を把握できます。さらに、カメラの機種によっては不審な動きが検知されるとスマホにアラートが送信される機能もあるため、迅速な対応が可能です。
太陽光発電所での防犯カメラ設置ポイント
主要出入口とフェンス沿いに設置
太陽光発電所の主要出入口には必ず防犯カメラを設置しましょう。出入口は不審者が出入りしやすいためです。また、発電所の周囲を囲むフェンス沿いにもカメラを設置することで、不正な侵入を早期に察知できます。
高い位置に設置して死角を減らす
防犯カメラを高い位置に設置することで、広範囲をカバーでき、死角を減らせます。特に、地面に近い場所は視覚的に制限されがちです。高所に設置することで、発電所全体を監視しやすくなります。
見える場所と隠しカメラを併用
犯罪者に抑止力を与えるためには、見える場所に防犯カメラを設置することが効果的です。そして、一部は隠しカメラを設置することで、もし露出しているカメラが壊された場合にも証拠を残すことができます。このような組み合わせで、万全な監視体制を整えましょう。
その他の防犯対策:防犯カメラだけでは不十分?
防犯カメラは非常に効果的な防犯対策ですが、ほかの対策と組み合わせることで、さらに強力なセキュリティを構築できます。
センサーライトの設置
夜間に不審者が近づくと自動的に点灯するセンサーライトは、効果的な防犯対策の一つです。ライトが点灯することで、周囲からの注目を集め、不審者を追い払うことができます。
太陽光給電できるソーラーカメラ「SLL-01LTE」には、カメラ自体にホワイトLEDの機能が付いています。
フェンスの強化
物理的な障壁を強化することも重要です。フェンスの高さを上げたり、感知装置を取り付けたりすることで、不正な侵入を防ぎやすくなります。
警備員の巡回
発電所の規模によっては、定期的な警備員の巡回も検討すべきです。特に、盗難被害が多発しているエリアでは、人の存在が強力な抑止力となります。
太陽光発電所に設置する防犯カメラの選び方
耐水・防塵性能
太陽光発電所は屋外に設置されているため、雨や風、砂ぼこりなどの自然環境に耐えられるカメラを選ぶことが重要です。IP66以上の防水・防塵性能を持つカメラであれば、厳しい環境下でも安心して使用できます。
夜間監視能力
多くの盗難は夜間に発生します。そのため、夜間でもしっかりと監視できる赤外線カメラや、低照度環境でも鮮明な映像を撮影できるカメラが必要です。これにより、昼夜問わず発電所の安全を確保できます。
画質と撮影範囲
防犯カメラの画質は、犯人を特定するために非常に重要です。特に顔や車のナンバープレートなどをはっきりと映し出すには、高画質なカメラを選ぶべきです。また、広範囲をカバーできるカメラを設置すれば、広大な太陽光発電所でも死角を少なくできます。
太陽光発電所の銅線ケーブル盗難防止におすすめのカメラ4選
ソーラーパネル付きSIMカメラ SLL-01LTE
★ソーラーパネルで太陽光給電ができるため電源不要
★人体感知でホワイトライトが自動点灯&スマホにアラーム通知
★SIM通信のためインターネット回線不要
★防塵・防水レベルIP66相当
LTE対応 180°パノラマビュー IPカメラ IPC-180LTE-a
★180度の広範囲監視
★SIM通信のためインターネット回線不要
★動体検知、人体感知でスマホにアラーム通知
★防塵・防水レベルIP66相当
LTE対応屋外用フルHD IPカメラ IPC-16LTEp
★SIM通信のためインターネット回線不要
★動体検知、人体感知でスマホにアラーム通知
★防塵・防水レベルIP66相当
4K 高機能チューブカメラ SCL-08TE01
★NVR(ネットワークビデオレコーダー)に長期間録画
★4K(800万画素)の高画質監視
★光学4倍ズームにより遠方の監視が可能
★防塵・防水レベルIP67相当(専用ジャンクションボックス・ブラケットの使用を推奨)
防犯カメラの導入に補助金・助成金が使えます
都道府県や市区町村などの自治体には、防犯目的でカメラを設置する際に補助金・助成金の制度を施行しているところもあります。太陽光発電所に防犯カメラの導入を検討する際には一度確認してみるとよいでしょう。
全国各地の補助金・助成金情報
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