お役立ちコラム

防犯カメラのプライバシーマスクって何?

プライバシーマスク機能は、防犯カメラの映像から特定のエリアを隠す技術です。この機能を利用することで、監視エリア内のプライバシーを保護しながら、セキュリティを確保できます。

プライバシーマスク機能とは?

プライバシーマスクの機能

プライバシーマスク機能とは、防犯カメラの映像から特定のエリアを除外する機能です。これにより、プライバシーが求められる場所や個人情報が映り込む可能性のあるエリアをマスク(隠す)することができます。

プライバシー保護の法律

防犯カメラの設置には、個人のプライバシーを保護するための法律が存在します。具体的には以下のような項目はプライバシーの侵害にあたるため、画面内に映らないよう配慮が必要です。

個人の顔や身体の一部:識別可能な顔などの身体の特徴が該当します。

・私有地:所有者の許可なく私有地を映すことはプライバシー侵害となります。

・住宅内:住宅の内部を映すことは避けるべきです。

・機密情報:クレジットカード番号、暗証番号などが該当します。

・特定の個人を識別できる情報:ナンバープレート、名前、住所などの個人情報が該当します。

・トイレや更衣室などのプライバシーが重視される場所

参考:経済産業省「カメラ画像利活用ガイドブック」

プライバシーマスクの活用シーン

私有地や通行人を映らないようにする

防犯カメラが公共の通行人や隣接する私有地を映さないように設定することができます。例えば、商業施設の駐車場に設置されたカメラが隣接する住宅の庭を映してしまう場合、庭の部分をマスクすることでプライバシーを保護できます。

クレジットカードの暗証番号が映らないようにする

カメラがATMや支払い端末を監視する場合、クレジットカードの暗証番号が映らないようにプライバシーマスクを設定することが重要です。これにより、個人情報の漏洩を防止します。例えば、コンビニエンスストア内の防犯カメラでレジ周辺を監視する場合、カードリーダーの部分をマスクすることで顧客の安全を守ることができます。

プライバシーマスクの注意点

選択できる範囲の自由度が低い

プライバシーマスク機能は、マスクするエリアの選択が制限される場合があります。特に、細かいエリアをマスクする際には、設定が難しいことがあります。

マスクできる範囲に上限がある

一度にマスクできるエリアの広さには制限があります。広範囲をマスクする必要がある場合には、複数のカメラや追加の設定が必要になることがあります。

カメラの角度を変えた時に設置をし直す必要がある

カメラの角度や位置を変更した場合、プライバシーマスクの設定も再度行う必要があります。これにより、継続的なメンテナンスが求められます。例えば、季節によってカメラの監視範囲を変更する場合、都度マスクの設定を見直す必要があります。

プライバシーマスクのメリット:機能を利用することで設置場所が広がる

プライバシーマスク機能を利用することで、防犯カメラの設置場所の選択肢が広がります。プライバシーに配慮した監視が可能になるため、より多くの場所でカメラの設置が実現できます。例えば、学校や病院などプライバシーが重視される場所でも、適切にマスク機能を活用することで、安心してカメラを設置することができます。

プライバシーマスク機能は、プライバシー保護とセキュリティを両立することができます。この機能を有効に活用することで、安心して防犯カメラを設置・運用することができます。プライバシーに配慮した監視が求められる現代社会において、プライバシーマスクは今後ますます重要な役割を果たしていくでしょう。

プライバシーマスク搭載のおすすめ防犯カメラ

屋内・屋外用  180°パノラマビュー  IPC-180LTE-a/180w-a

 ★プライバシーマスク機能:通行人などが映らないように映像の一部をマスク可能

 ★防水・防塵等級IP66で屋外設置可能

 ★180°の広角レンズで、1台で広範囲をカバー

 ★IPC-180LTE-aはSIMで通信を行うため通信工事不要

 ★IPC-180w-aはWi-Fi接続対応

屋内・屋外用 SIM防犯IPカメラ  IPC-16LTEp

★プライバシーマスク機能:私有地などが映らないように映像の一部をマスク可能。

★SIMカードで通信:NTTドコモ・au系のSIMに対応。

★ SDカード録画:64GBまでのmicroSDカードに約2週間録画でき、動体検知録画や自動上書きにも対応

★ YouTubeライブ配信:インターネットブラウザから視聴可能

特に山間部や遠隔地など、ネットワーク工事が難しい場所への設置に最適です。

屋外設置用にジャンクションボックス・SIMカード盗難防止カバー・ポール取り付け用クランプもラインナップ(すべて別売)。

屋内用  ワイドアングルIPカメラ  IPC-09wpⅡ

 ★プライバシーマスク機能:レジなどが映らないように映像の一部をマスク可能

 ★コンパクトなのに広範囲×高画質

 ★Wi-Fi接続対応:ワンタッチで自動的にWi-Fi設定が可能

 ★ YouTubeライブ配信:インターネットブラウザから視聴可能

防犯カメラの導入に補助金・助成金が使えます

都道府県や市区町村などの自治体には、防犯目的でカメラを設置する際に補助金・助成金の制度を施行しているところもあります。プライバシーを守りつつ、監視を行う防犯カメラは積極的に補助対象としている自治体が多いため、防犯カメラの導入を検討する際には一度確認してみるとよいでしょう。