用語解説コラム

防犯カメラにおける防水・防塵規格のIP66とは? 

防水・防塵規格のIP66とは何か? 

屋外に防犯カメラを設置する場合、防水機能は必須です。防犯カメラには防水・防塵の性能を表すIP規格というものがあります。 

IP規格とは、IEC(国際電気標準会議)およびJIS(日本工業規格)で定められた、電気機器内への異物の侵入に対する耐久性のことを指します。IPはIngress Protection(侵入に対する保護)の略で、IPの後に続く数字がそれぞれ「防塵」と「防滴」の性能を表しています。 

IP66は、強風による粉塵が内部に入らず、豪雨でも浸水の恐れがない仕様になっています。

防水・防塵規格(IP65/IP66/IP67)による違い 

IP規格は数字で防水・防塵の性能を示しています。豪雨や強風に晒される屋外での防犯カメラ設置では、「IP66」以上の性能が望ましいです。 

IP65防滴仕様で、全方向から水をかけても影響がありません。軽い雨や低出力の水流に対して適しています。 
IP66防水仕様で、全方向から勢いの強い水をかけても影響がありません。激しい雨や台風に対して適しています。 
IP67完全防水仕様。一定時間なら水中に沈めても問題ありません。 

屋外用カメラを選ぶ際の注意点 

防水・防塵性能の確認 

屋外に防犯カメラを設置する場合は、カメラの防水性能(IP規格)を必ず確認しましょう。豪雨や台風にも耐えられるよう、IP66以上の性能は必要です。 

ケーブルなどの接合部にも防水処理を行う 

カメラ本体が防水仕様でも、ケーブル類やオプション品は防水・防塵仕様ではないことがあるため注意しましょう。少しでも水がかかる可能性のある場所では防水用ボックスにケーブルを収納したり、ケーブル接合部に防水テープを巻いたりするなど、確実に防水処理を施す必要があります。 

夜間の撮影が可能かどうか確認 

周囲に人が少ない夜間は、トラブルが増加します。夜間の映像も確認できるよう、防犯カメラは夜間撮影に対応しているタイプを選びましょう。 

防水・防塵規格IP66以上のおすすめ屋外カメラ 

Viewlaシリーズ(IP66対応) 

SIMカードによる無線接続が可能な「IPC-16LTEp」、有線接続モデルの「IPC-16FHDpⅡ」があります。

屋外にViewlaシリーズを導入している事例: 

SolLa(IP66対応) 

ソーラーパネルによる太陽光発電ができるカメラ。近くに電源が取れない場所にも設置が可能です。

屋外にSolLaを導入している事例: 

SolLaはこちら

Seculaシリーズ(IP67対応) 

レコーダーによる一括管理ができるカメラ。高画質で本格的な監視が可能です。 Seculaシリーズは全てのカメラが防水・防塵仕様です。

屋外にSeculaシリーズを導入している事例: 

Seculaシリーズはこちら