PoEハブのExモード(エクステンドモード)とは?
目次
Exモード(エクステンドモード)とは
Exモード(またはエクステンドモード)は、Power over Ethernet(PoE)ハブの特別な機能です。通常PoEで給電可能な距離は100mまでですが、Exモードでは250mまで延長が可能です。防犯カメラの設置の際、カメラとハブ間の距離が長くなる場合や、電源供給が難しい場所にカメラを設置する際に役立ちます。
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PoEのExモードはどのような場所に向いているか?
大規模な施設や広範囲にわたるネットワークを必要とする環境
学校、工場、ショッピングモールなど広い敷地を持つ施設では、Exモードを活用することで敷地全体をカバーする防犯カメラシステムを構築できます。
電源供給が難しい場所に防犯カメラを設置する場合
例えば、駐車場や遠隔地にカメラを設置する場合、電源の確保が難しいことが多いです。このような場所でもExモードを利用すれば、PoEハブからの給電のみでカメラを設置できます。
カメラとハブ間の距離が長い場所
通常のPoE技術では届かない長距離の配線が必要な場合でも、Exモードを使えば250メートルまでの距離をカバーできます。
Exモードに必要なものは?
Exモードを利用するためには、Exモードを対応のPoEハブと、長距離伝送をサポートするLANケーブル(カテゴリ5e(CAT 5e)以上の4対UTP/STPケーブル)が必要です。また、接続するデバイス(防犯カメラなど)もPoEに対応している必要があります。
必要なもの
1.Exモード対応のPoEハブ
2.カテゴリ5e(CAT 5e)以上のLANケーブル
3.PoE対応の防犯カメラ
Exモードのデメリットや注意点は?
電力供給の限界
距離が延長されると、ケーブルによる電力損失が増加します。そのため、使用するカメラの消費電力が高い場合、十分な電力を供給できない可能性があります。
データ伝送速度の低下
距離が伸びることで、データ伝送速度が低下することがあります。高画質の映像伝送が必要な場合には注意が必要です。
設置環境の影響
ケーブルが長くなると、外部環境(温度、湿度、電磁干渉など)の影響を受けやすくなります。壁への固定や防水処理などの適切なケーブル保護対策をしっかりと行いましょう。
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★PoE対応
★Exモード対応(最長250m)
まとめ
Exモードは、長距離のデータと電力の伝送を必要とする環境にとって有用な機能です。しかし、伝送速度の低下やデバイスの互換性に注意が必要です。適切に使用すれば、Exモードはネットワーク機器の柔軟性と効率性を大幅に向上させることができます。特に、防犯カメラの設置においては、電源供給やデータ伝送の問題を解決する強力なツールとなります。
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