【IPカメラの活用術】
低遅延送り返し
システム
低遅延送り返しシステムとは?放送業界のニーズに応える画期的な技術
「低遅延送り返しシステム」とは、ロケ地とスタジオ間で、地上デジタル放送よりも短い遅延で映像を視聴するためのシステムです。ビデオサーバーを使った低遅延送り返しシステムでは、インターネットを使用して映像と音声を送信することで、地上デジタル放送よりも迅速に映像を確認することが可能です。高画質、高音質、そして低ビットレートのコーデックを備えており、映像はパソコンやスマートフォンで確認できます。デジタル放送の普及によって中継時の遅延が問題となったことが、このシステムの開発の背景にあります。
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目次
ビデオサーバーを使った低遅延送り返しシステムのしくみ
アナログカメラをネットワークカメラに変換!
ビデオサーバーを接続することで、アナログのカメラ映像をインターネット経由で伝送できるようになります。この方法により、中継にスムーズに対応し、視聴者へ自然な放送を提供できるようになります。ビデオサーバー「SCL-04VE01」であれば、遅延時間を3.0秒から0.8秒へ短縮することができ、視聴者に違和感のない放送を届けることができます。
ビデオサーバー「SCL-04VE01」による低遅延送り返しの特長
①低価格で導入できる
SCL-04VE01の導入により、低遅延送り返しシステムが低価格で導入可能となることが最大の特長です。
このシステムはビデオサーバー本体と無料の専用アプリケーションのみで使用可能で、ネットワークカメラの仕組みを代用します。これにより、専用の低遅延送り返しシステムを導入するためのコストを大幅に削減することが可能となります。
②遅延を3秒→0.8秒に短縮できる
屋外などのロケ先から、ディレクターやカメラマンがスタジオとリアルタイムでスムーズにコミュニケーションを取ることができます。遅延が少ないため、スムーズな編集や番組進行が可能です。
③500万画素の高画質映像
SCL-04VE01 は、500万画素まで対応しており、高画質の映像を効率的に伝送できます。これにより、視聴者にクリアで美しい映像を提供できます。
④海外など遠隔制作にも対応
海外中継など、放送エリア外での番組制作にも対応できます。遅延が少ないため、遠隔地からでもスムーズな番組制作が可能です。
⑤視聴アプリ[NVMS2.0 ]でどこでも視聴可能
NVMS2.0を使用すると遠隔からでもスマホからでも簡単に視聴することができます。NVMS 2.0は、映像監視システムのためのPC用ソフトウェアです。複数のネットワークカメラやレコーダーを一括で管理することができます。
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