- 防犯カメラの活用術 - IPアドレス制限によるアクセス制御
IPアドレス制限によるアクセス制御機能とは?
IPカメラは、インターネットプロトコル(IP)を利用して映像と音声を送受信するデジタルビデオカメラであり、リアルタイムの監視に活用されています。アナログカメラとは違い、インターネット経由で遠隔から映像を見ることができます。
しかし、IPカメラの便利さと並行して、セキュリティ上の課題も存在します。
目次
IPカメラのセキュリティ上の課題
・不正アクセスやマルウェア感染
・管理アカウントの乗っ取りやなりすまし
・通信データの盗聴・改ざん
・機器の破損やネットワークの切断
これらの課題への解決策の一つとして、IPアドレスによるアクセス制限機能があります。特定のIPアドレスからのみカメラの映像にアクセスできるように制限し、ネットワークセキュリティを強化する機能です。これにより、IPカメラの利便性を享受しつつ、安全性も確保することが可能となります。IPアドレスによるアクセス制御はどのようなシーンで活用できるか紹介します。
想定活用シーン / 役立つケース
①企業・オフィス
自社の工場やオフィスにIPカメラを設置する際、IPアドレスによるアクセス制限機能は非常に有用です。例えば、企業の本社や支社のIPアドレスを許可リストに登録することで、これらの場所からのみカメラの映像を確認することが可能となります。出張先や自宅など、会社の外部からのアクセスは制限され、悪意を持った第三者などからの不正アクセスを防ぐことができ、企業のネットワークセキュリティを強化することができます。
この使用方法は、実際に建設現場のユーザー様にご採用いただいております。現場からのみアクセス可能とし、社外のシステムからは閲覧できないようにアクセス制限を設けて運用されています。
②公共施設のセキュリティ強化
公園や公共施設に設置されたIPカメラの映像は、不特定多数の利用者の顔が映ります。そのため、監視映像の管理にはプライバシーへの配慮が必要となります。そこで、公園の管理事務所や特定の公共機関のIPアドレスからのみアクセス可能に制限することにより、利用者のプライバシー保護とセキュリティの両立が可能となります。
③教育機関での利用
学校や大学の教育施設内にIPカメラを設置し、教職員や警備のPCのIPアドレスからのみアクセスできるように制限することで、プライバシーに配慮し、施設のセキュリティを強化することができます。
④医療機関での利用
病院やクリニックなどの医療機関にIPカメラを設置し、医療スタッフのPCのIPアドレスからのみアクセスできるように制限することで、患者の個人情報の保護・管理に役立ちます。
これらの例は一部ですが、IPアドレスによるアクセス制限機能を搭載したIPカメラは、さまざまなシーンで役立ちます。
アクセス制御により許可した場所からしか映像が見られないようにする
IPアドレスによるアクセス制限機能は、許可した場所からしか映像が見られない環境を作り出します。これは、IPアドレスを特定のリストに登録し、そのリストに登録されたIPアドレスからのアクセスのみを許可することで実現します。不正なアクセスを効果的に防ぐことができ、ネットワークセキュリティ対策になります。
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